腱炎とは?

腱炎とは?(原因・症状・治療等・腱鞘炎との違い)

症状

腱炎は骨と筋肉をつなぐ腱が炎症を起す障害です。 激しい運動による周辺組織との摩擦が主な原因になりますが、老化が強く影響していることもあります。そのため、若年層はもちろん、中高年以降の方が生じるケースも増えているのです。

主な症状は関節周辺の痛みと腫れです。 痛みは腱がある部位全てに発生する可能性がありますが、実際には肩や肘の腱、手の屈筋腱、膝周辺の腱、かかとのアキレス腱に生じやすい傾向があります。

炎症による痛みのため、運動を再開すると炎症が悪化し痛みが増大します。また、関節の脱力感やこわばりが現れるケースもあります。

原因・腱鞘炎との違い

腱炎を起す原因は強い負荷を断続的に加えてしまうことです。 走る、蹴る、捻る、ジャンプなどの動作を反復すると、腱は周辺組織と擦れ合い始めます。これを過度に繰り返すことで腫れを生じ炎症化するのです。

なお、腱炎と腱鞘炎を混同している人がいますが、この2つは炎症を起す場所に違いがあります。 まず、腱炎は摩擦により腱自体に炎症が起こる障害です。 対して腱鞘炎は腱を覆っている腱鞘が腱との摩擦により炎症を起す障害なのです。両者は全く別の障害ですので混同しなよう注意しましょう。

治療法・予防

腱炎は断裂のような激しい損傷を起す障害ではありません。 アイシング、固定、安静の保存療法で対処が可能です。この際、炎症を抑える薬物療法を組み合わせると早期改善が見込めます。炎症と痛みが治まったら軽いストレッチを行います。 これは固まった腱を柔軟にすることで、可動域を広げるのが狙いです。なお、稀なことですが、炎症が慢性化すると周辺組織を切除する手術が必要になることもあります。

予防には適度に休憩を入れることが大切です。酷使された腱をクールダウンさせるのです。また、関節や腱を柔軟にさせるストレッチや衝撃を吸収する筋肉を鍛える方法も有効な予防法になるでしょう。