後突起障害

後突起障害について(原因・症状・治療・予防)

症状

後突起障害はかかとの上部にある「後突起」に痛みの症状が起こる障害です。その原因は外的要因によるものでなく、底屈による骨同士のぶつかり合いが繰り返されることで痛みが生じてしまいます。バレーダンサーや新体操の選手が起こしやすく、その中でもトウ立は後突起障害の発症リスクを高めます。

後突起障害の主な症状はかかと周辺の強い痛みと衝突感です。これは足関節を底屈した際や、地面を強く蹴る時に強く現れます。そのためランニングやジャンプなど底屈を伴う動作がしづらくなるのです。

大半は保存療法で改善されますが、場合によっては突起物を切除する手術が必要になるため、違和感を感じたら早めに専門医を受診した方がいいでしょう。

原因

足関節の一部の距骨には突起部分(後突起)がありますが、これは全ての人に備わっている骨です。ただし、その大きさや形状はそれぞれで、中には突起が大きい人も存在します

突起が大きいと激しい運動や底屈動作の際に脛骨の一部と衝突しまい、衝突が慢性的に繰り返されることで後突起障害が現れるのです。これ以外にも関節に強い底屈を起す外側の靭帯損傷が原因になることもあります。

治療法・予防

後突起障害を発症しているかは底屈による痛みの発生で判断できます。構造上、痛みを確認しづらい場合には、衝突を誘発する検査や足関節の安定性を確認する検査を追加することで確実な診断が行えます。

治療はテーピングによる固定で底屈を制限する方法が有効とされています。保存療法で痛みが取れない場合、患部に直接炎症剤を打つブロック注射や、手術で突起の切除を行う方法が用いられています。

運動にもよりますが後突起障害を予防するのは大変難しいことです。ただし、テーピングや装具による底屈制限や、最大底屈を行わないことが衝突を防ぐことになるため、まずはこの方法を試してみるといいでしょう。