腸内フローラ検査『My Flora』を受けたI.Tさんの検査結果

今回、I.Tさん(45歳)に腸内フローラ検査をしていただきました。I.Tさんは仕事柄、宴席が多く、食生活が乱れがち。運動をする時間もなく、日々、お仕事に追われています。最近、だるさが取れず、身体が重く感じるそうです。しかし、人間ドックでは毎年、異常なしと言われているそうです。

腸内細菌叢 My Flora 検査報告書 I.T様

腸内細菌バランスタイプ R型
太りやすさ(FB比)(平均1.00~1.10) 1.37
ビフィズス菌の割合(40代 平均 12.0%) 7.5%
乳酸菌の割合(平均 0.01~0.1%) 0.002%
酪酸菌の割合(平均 15~20%) 3.4%
エクオール産生菌の存在 検出されませんでした
善玉菌:悪玉菌:日和見菌 10.9%:25.7%:63.4%

① 腸内細菌バランスタイプ

 I.Tさんの腸内細菌バランスタイプはR型です。
「ルミノコッカスタイプ(R型)」とは、グラム陽性菌でフィルミクテス門の多くを占めるルミノコッカス属が多いグループです。
フィルミクテス門とは最近よくテレビで言われている「デブ菌」と言われている菌です。フィルミクテス門の細菌の中には腸内で食べ物を発酵させ、更にカロリーを生み出してしまいます。
また、フィルミクテス門の細菌は腸内で数が多くなると、胆汁酸を作り変えて脂質を吸収しやすいものにしてしまいます。
腸内にルミノコッカス属が増加するとバクテロイデス属(いわゆる痩せ菌)が減っていることが解明されています。
ルミノコッカス属が増えると糖質の吸収と脂肪の蓄積が促進され脂肪組織から炎症サイトカインが分泌されて、脳梗塞や心筋梗塞、腎臓病などが生じやすくなるとする研究結果があります。
 

② 太りやすさ(FB比)1.37(平均1.00~1.10)

I.Tさんは「デブ菌」と言われているフィルミクテス門が「痩せ菌」と言われているバクテロイデス属よりも多いので、太りやすい傾向です。

〈総評〉

I.Tさんの腸内細菌は善玉菌が少なく、悪玉菌が多いです。
腸内バランスが崩れ、有害菌が増加している状態です。これでは、幸せホルモンである『セロトニン』を作ることができず、自律神経は乱れがちだと思います。これでは疲れが取れず、だるさを抱えて毎日生活をしているのではないでしょうか。
また、善玉菌が少ないことにより、免疫力が落ちていると思います。これでは病気になりやすく、このままの状態で過ごすならば、将来、重大な疾患を引き起こす原因となりかねません。
また、デブ菌と言われるフィルミクテス門菌が他の人に比べて多いため、いくらダイエットを頑張ってもすぐにリバウンドしてしまうと思われます。
早急な腸内環境の改善をお勧めします。
 

腸内環境を改善する3つのポイント

①水溶性食物繊維を多く摂取する

水溶性食物繊維を多く含む食品:菊芋・白いんげん・エシャロット・にんにく・ゆず・レモン・アボガド・オクラ・なめたけ・しゅんぎく・にんじん・大麦・りんご・バナナ・えのきだけ・しいたけ・わかめ・昆布など
食物繊維の一日摂取目安は、男性で24~27gなのですが、日本人の平均摂取量はこれをはるかに下回ります。積極的に水溶性食物繊維を摂取し、善玉菌に栄養を与えましょう。

②ヨーグルト・漬物・チーズなどの発酵食品を摂取する。

デブ菌が腸内に潜んでいる事が原因でダイエットをしても痩せない事がありますが、デブ菌はなかなか減りません。それなら、デブ菌を減らすには?と考えるよりも、まずは、ヤセ菌を増やすことによってデブ菌の比率を下げましょう。ヤセ菌を増やすには発酵食品を取ることが先決です。今日から意識的に発酵食品を摂取しましょう。

③肉の食事を少なくする。

まず、この3点に気をつけて、3か月、食習慣を変えてみてください。そうすると、身体が軽くなってきたり、便の状態が変わってきたり、だるさがなくなったり、身体の変化が起きてきます。その時にもう一度検査をしてみられて、次のステップへ進まれるといいと思います。
検査の結果、I.Tさんは完全に腸内環境が崩れ、悪玉菌と『デブ菌』が多く存在します。このような結果が人間ドックでは異常なしと言われていますが、慢性的にだるさが抜けない原因となっていると思います。ここまでの腸内環境の崩れ方は数年来の食生活の積み重ねです。数年来の腸内環境の悪さがこの結果に表れています。
 
皆様も病気が発生する前に、まずは検査をして、自分の腸内環境を知っておきましょう。


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