どきみんのホルモン検査はなぜ唾液で行うのでしょう?

ストレスを蓄積しているかどうかはコルチゾールホルモンの動きでわかります。

コルチゾールホルモンは副腎と言って、腎臓の上にある三角形の臓器から分泌されます。

コルチゾールの分泌量(副腎機能の働き)を測るとき多くの医師は標準的な血液検査や尿検査を用いることはできます。

それらで異常と判断されるのは、副腎機能が極めて低い「アジソン病」か、極めて高い「クッシング症候群」の症例です。

したがって、副腎機能低下がこれほど重症でない限り、医師による検査結果では、副腎機能は正常範囲内にあるという診断になるでしょう。

こういった背景の中で、副腎に関わるいくつかのホルモンを正確に測定する比較的新しい臨床検査があり、その代表的なものの一つに「唾液ホルモン検査」があります。

日本では、唾液を使ったホルモン検査についてはあまり馴染みがありませんが、アメリカやヨーロッパなどでは、非常にポピュラーなものです。

唾液ホルモン検査は、血液や尿の代わりに唾液内の様々なホルモンの量を測定します。

血液や尿中に含まれているホルモンは、血液または尿中に存在するタンパク質と結合した状態のホルモンとタンパク質と結合していないフリー(遊離)ホルモンの2種類があります。

一方、唾液に含まれるホルモンのほとんどはタンパク質と結合していないフリー(遊離)ホルモンなのです。

タンパク質と結合した状態のホルモンとタンパク質と結合していないホルモンの違いは、「細胞の中で働くことのできる活性型かそうでないか」であり、フリーホルモンは、まさに細胞内で働くことのできるホルモンです。

こういったことから唾液ホルモン濃度は、ホルモン反応が起こる細胞内のホルモン量をよく示してくれます。

血液や尿のホルモン検査では、細胞内のホルモン濃度を正確に測ることは出来ないのですが、唾液検査は、信頼性があり、細胞内のホルモン濃度の指標として正確であることが、多くの研究により確認されています。

副腎で作られ、分泌されるホルモンには様々な働きがありますが、細胞・組織・臓器でその機能を果たすには活性型である必要があります。

ホルモンが働く状態をチェックするにも、この活性型を分析する方がいいというわけですね。


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